せっかくのエイプリルフールなのに面白いネタが思いつかない。
一応前に書いておいた「ほら」だけ載せておこうっと。
奇跡の少年 ~神か天使か 完全な公明正大さ~
国連先端医療研究センターは13月35日、全く嘘や偽りを言ったり
考えたりせず、すべての判断を公正に行う少年を発見したと国連本部
並びに関係機関に連絡、発表した。
この少年(少年の安全保障上一切の個人情報は非公開)はたまたま
国連先端医療研究センターが実施していた医療調査の民間人サンプルの
一人として国連先端医療研究センターの調査を受けたが、その際に
「奇跡の少年」で有る事が科学的に確認された。
今後、国際間の紛争などを含めたあらゆる事の判断基準となる事が
すでに国連を含めた諸国から期待されている。
また、発見した研究者の所持している医療データの所有権を巡り、
早くも企業間で競争が発生、訴訟問題に発展する事もほぼ確実と
見られている。
奇跡の少年は天使なのか ~完全な公明正大さが突きつけるもの~
国連先端医療研究センターが発見、発表したいわゆる「奇跡の少年」
を巡り個人レベルから国家間に至るあらゆるレベルで議論が巻き起こって
いる。
事の発端は紛争が発生した国に対して「奇跡の少年」が
15月48日に言った、「知っているだろう」発言である。
「奇跡の少年」は紛争の絶えないその2つの国に対し、「私の意見を
聞く気があるのならお答えする。だが、あなた達は本当に聞くつもりが
有るのか?私に答えを聞いているが、本当はどうすべきか、あなた達が
一番よく知っているだろう。」と発言した。
これに対してこの2か国の世論が「あいつは本当に公正なのか」
「誰かに言わされているのではないか」「平和的解決の方法を教える
つもりが元々無いのではないか」と言った否定的、批判的意見と
「彼の言うとおりだ」「我々が考えるべき問題だ」等の肯定的意見が
真っ向からぶつかってさらに混迷の度合いを強めている。
これに対し、「奇跡の少年」の窓口となる国連先端医療研究センター
は「まず冷静な対応を取る事に努めて欲しい」という声明を先ほど
発表した。
奇跡の少年と司法 ~「公正」な物の対立~
18月43日、「奇跡の少年」によって裁判所の判断が
否定される事となり、司法関係者に限らず、議論が巻き起こっている。
今回、我が国の最高司法機関である最高等裁判所にて
18月34日に判決が出されたいわゆる「司法汚職事件」に
対する物である。
この裁判は元々一部政治家が裁判官と取引を行い、自分に
不利な告発を無実にした、という物であるが、この政治家と
裁判官に対して証拠不十分により無罪としたものである。
それに対して、告発した原告や検察機関が「奇跡の少年」
への助言を求めた所、「政治家や裁判官ならば、何で無実の
証拠を提示するのではなく、証拠の否定しかしないんだろう?」
という回答を得た、と発表した。
司法関係者からは「どう見ても越権行為だ」とする意見を
中心に反発があがり、政治家からも「他国の子供に言われる
問題では無い。内政干渉だ」と批判の声が出ている一方、
多くの国民からはこれら政治家や司法関係者に対する猛烈な
反発はもちろん、「奇跡の少年」への賞賛や感謝、さらには
「こんな当たり前の事がなぜ言えなかったのか」という
自省の声すら上がっている。
今回の件に際しては国連先端医療研究センターは先ほど
会見を開き、「他国に対する干渉の意図は一切無い」事を
宣言した上で、「どのような判断をするかは別の問題であるが、
『奇跡の少年』の言う事である以上関係者の方々は
軽視しないで欲しい。」と言う声明を発表し、対応に追われている。
しかし、この問題は我が国に限らず、「司法」の判断が正しいとは
限らない事を改めて認識させる結果となり、我々自身に対して
この社会がどうあるべきかを考えさせる要因となっている。
奇跡の少年 ~公正だが基準とならない~
国連先端医療研究センターは日付変わって24月63日となった
つい先ほど、「奇跡の少年」について発表を行った。
その発表では「少年の公明正大さは未だ何一つ疑問の余地が無く、
その考える所もなにひとつ偏りが無いのであるが、我々が抱える問題の
解決には力になれない」とされている。
その理由として「我々が少年の示す基準を必ずしも受け入れる事が
できない事」をはじめ基準を変える事ができない我々に問題がある点を
指摘している。
これに対して関係者は皆一応に肯定せざるを得ない状態となっているが、
有る国の外交官は「誰に対しても公正な基準であるのだから、誰もが
受け入れられると思ったのにこのような結果となってしまい残念だ」
とコメントしている。
また、一部の国や団体は完全な基準としてではなくオブザーバー的な
立場での意見提示が求められないかを求めているが
少年側並びに国連先端医療研究センター双方がこれまでの結果から
考えても難しいのでは、と協力を辞退する旨通達されていると伝えられた。
あなたの物差しは、他の人と同じではありません。
でも他の人の物差しが「間違っている」、等と言い切れますか?
そもそも、物差しが「正しい」「正しくない」を論じるべき、
本当にあなたはそう思いますか?
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