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もう1つ別の作文問題

産経新聞: 千葉の県立高入試で“難問” 受験生の半数0点 道案内の作文、選択肢に混乱

 作文とか、文章を考える話とはもう1つ、全く違った所にも
興味を持ちました。「泣き出した生徒がいた」と言う点です。

 泣き出さないまでも、パニックになった生徒はいたのかもしれません。
ずっと考えて時間を無駄にしてしまった生徒もいたかもしれません。

 極端な例を挙げたとすれば。

 ものすごい生死の境に今立っている。そんな状況で例えば何か
選ばないといけない。右か、左か、上か、下か、黒か、白か、
その選択が、自分が意識しているかどうかにかかわらず、自分の
生死を左右してしまう選択になる、そんな場面。

 例えばどちらを選んでも良い。その選択肢が気に入らなければ
全力で逃げたって良いし、そんな選択を突きつける相手を殴り
倒して後から考える(ぉぃ)、でも良いのかもしれない。

 ただ、確実に言える事。その場でおろおろしても、泣いてもわめいても、
良い方向に転がる可能性は少ない、と言う点。

 生死を左右する選択なんて、そうそう無いだろう。でも、自分の
人生を左右する選択なら意外とごろごろしているものだ。試験も
その1つ。それをわかっていた(あるいはわかってしまった)から、
泣いてしまったりしたのだろうか、なんて思う。

 そう考えると、私自身泣き出すような人の気持ちはよくわかる。
眉一つ動かさずすぎていくような人より、そういう人の方が私は好きだ。

 長くなってしまった。この、泣き出してしまった生徒に限らないの
だろうが、「自分が選択する」と言う行為やその意味(選択の結果は
受け止める)を、実際に人生を左右する(かもしれない)試験の前に
経験させてあげる事が出来たら。

 たとえこの問題を空欄で出したとしてもいいじゃないか、
そんな「選択肢」もあったのだと経験させてあげられる場があれば
いいなぁ、そんな事を思います。

 そういう意味だと、やり直しを制限した上であれば例えば
ロールプレイングゲームなんて本当はよい教材になるんじゃ
ないか、なんて思うんですが、

 これはますます突飛な発送、ですかねぇ。

戦略的撤退blog版: 「文」を「作」る、という事

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