手に取らず買い物をする
「商品を店頭に置かずに端末で取引」、一見日本だとなかなか
成り立たないように思われがちだが、私は違う意味ですでに
成り立ってしまっている、と思う。
実際、この文章を見る事ができる人の多くはインターネットなどの
オンラインショッピングの経験があるのではないか。インターネットまで
いかなくてもテレビショッピングなんてケースもあるかもしれない。
共通するのは、「店舗に行って、実物を見て買い物をしない」
と言う点。
ただ、これだと困る事もある。例えば家電などは確かにカタログと
して寸法や重さなども書かれてはいるが、やはり実際にどうなのか
実物を確認したいケースはある。色の確認などはこだわる人だと
実物以外あてにならない、と最初から物を見ないで買うなんて
あり得ない場合もあるかもしれない。
さて、上の2つで矛盾が生じる。「物を確認できない」オンライン
ショッピングなどでどうやって「実際に物を確認する」なんて事が
できるのか?
物「だけ」確認してしまうのだ。近くに家電販売店などがあると、
そこで熱心にいろいろ見て回るけれど、実際にはそこで買わずに
オンラインで買ってしまう、なんて事、実は私の経験からもあります。
でもこれは店としてはたまったものではない。
人によって価値観や判断基準はいろいろ。価格にしか興味を
示さない人もいるし、違う事を考える人もいる。
ですが、近くのお店には「すぐに手に入る」「対応もすぐにして
もらえる」と言ったメリットがあるはず。近くのお店が単なる
「ショールーム」とならないよう、お店の人にはより利用したくなる
魅力作りをしてもらえたら、と思います。
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