デジカメのメモリカードなどを始め、気が付いたら身の回りの
多くの家電製品などでFATが使われています。
え、FATってなんだよ、って?!あんまり気にしないで下さい。
要は『ファイルのしまい方、整理の仕方』だと思っておけば
大はずしでは無いでしょう。
さてその『ファイルのしまい方、整理の仕方』、デジカメだとか
DVDレコーダーだとか、ファイルが単に取り出せれば良い、と
言うのであればあまりややこしい事は言いません。
・ファイル名
・更新日時
・ファイルサイズ
・書き込み可否
この程度の情報があればファイルとしての役目は足ります。
デジカメの場合の撮影条件などは元々ファイルの中に格納して
いますから、心配いらない訳です。
さて、じゃあこんな整理方法でパソコンの中も良いか、と言うと
そうでもなくて。家族に不用意に削除して欲しくないとか、
パソコン面倒見る事できる人しか読み書きできないようにしたい
とか、いろいろ要求があります。
そのため、今時のOSはNTFSやext2/ext3など、もっといろいろ
面倒見る事ができる『ファイルのしまい方、整理の仕方』が普通に
なっています。
なんだ棲み分けできているなら問題ないんじゃない?!
確かにその通りでもありますが、FATは『最大容量』と
『最大ファイルサイズ』の2つで問題を抱えています。
『最大容量』はその名の通り、ディスクとして認識できる最大の大きさ。
FAT32なら2TB(ざっと2,000GB)なので、まぁ大丈夫そうですが、
FAT16だと2GBが最大なので、すでにCFの最大容量から考えると
限界になってしまっています。
細かな話ですがFAT32でも2000/XPからは32GB迄しか確保できない
ため、それ以上の大きさのドライブが欲しい場合は専用のフォーマッターが
必要という点もマイナス点としてあります。
『最大ファイルサイズ』はもっと深刻です。デジカメのような静止画データ
ですら最近の高画素化を考えると到達しそうな勢いです。
また、動画データを扱いたい、となると1つのファイルを2GB以上
作成できない、と言うのは明らかなマイナス点です。
長々書いてしまいましたが、例えば『すげぇロースペック向けNTFS』
とか、『UDF汎用版』とか、まぁ何でも良いのでこの手の用途に適した
汎用ファイルシステムが出てきて欲しいなぁ、等と考えてしまいます。
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