目指す事のできない目標(めじるし)
あ~、私も経験あります、これ。
良く買っている雑誌のプレゼント、今回は何だろな~?!
(目次の近くに置かれている)と思ってもおおざっぱに
「通常記事の少し前」
としか目安がないので探すのにいちいち苦労します。
また、通常記事はともかく広告記事などはページ番号が
きちんと振られていないなんてケースがあったりして、
少し前や後ろのページからさかのぼる、なんて事もあります。
少し前から携帯電話のカメラ機能を使って必要な記事
だけを写真として取ってしまって本体は買わない、という
「電子万引き」についていろいろ話がある。
個人的にはそんな一部分にしか価値を見いだせない
雑誌制作側に本当に責任はないのか、疑問がありますが
それとは別に今の情勢にあった付加価値を本当に雑誌
提供側は提供できているのか、にも疑問があります。
最初の目次の問題を手っ取り早く解決する方法、といっても
万能ではないのですが、それでもある程度カバーする方法と
して雑誌の電子データを提供する、と言うのがあります。
そもそも、雑誌に限らず、書籍の電子データは現状の
出版業界のコンピュータ無しでは成り立たない状況、
まず間違いなく電子データを作成して製本行程に送っている、
を考えれば制作側には必ず存在している、と言って良いと
思います。
一方、書籍の電子データがあれば消費者はどれだけ
便利になるか。目次がどこにあったって全文検索で簡単に
見つけられる、保存も容易で劣化はほぼ考えられない。
視力などにハンデがある人にとってもテキストデータとして
提供されるのであれば音声合成ソフトに送るだけで本が
読める。
そもそも、「電子万引き」の道具になる携帯電話自体、
電子データとして提供されるのであれば読むための道具の
1つ、もっと言えば「加害者」から「お客さん」になるはずです。
書籍提供をする人たちには、CCCDの件のような
「顧客を無視して自分たちの利益ばかり叫ぶ」事でどれだけ
商売の機会を失っているか、考えて欲しいものです。
是非、「書籍購入者にはその書籍の電子データ
ダウンロード権も付属」なんて感じの事をして、「本を買いたい」
と思えるようにして欲しい。そう思えてなりません。
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Comments
零時さん:
コメント遅くなりました。
#気をつけてなかったのは内緒(ぉぃ
一部のコンピュータ雑誌は記事の一部を
発売後しばらくしてから公開している例も
あるようです。
http://www.sbpnet.jp/vwalker/">http://www.sbpnet.jp/vwalker/
んが、上記で書いたように『しばらくして』とか
『一部を』とか、もう制限かけまくりみたいです。
パソコン雑誌だからこそ、パソコンの意味を
見いだせるような提案をして欲しいですね。
Posted by: G.Leader | 2004.10.05 16:49
はじめまして、思考だだもれの零時です。
電子雑誌があるとたしかに目次がどこにあろうと関係ないですね。最近の学術雑誌なんかは、Web に目次があって、そこから各論文の PDF にリンクされているものが多いです。一般の雑誌にも普及するといいのですが。とくにコンピューター雑誌は率先してやるべきかも。
Posted by: 零時 | 2004.09.22 21:06