前の記事を書いていて思ったのが、
「実際問題、お得か否かの境界線ってどうなんだ?」と言うもの。
そもそも、実際の荷物は箱の中身として何が入っているか。
活魚を生きたまま運ぶ=容器一杯に水を入れる、と言う事でも
無い限りその箱の中身がある物質で満たされている、と言う事はない。
たいていは中身がすかんすかん、空気だったり緩衝材(新聞紙や段ボール、
発泡スチロールや通称『プチプチ』ことエアキャップなどなど)が
詰まって(詰めた感じにして)いる。
そして、緩衝材を除いた送りたい物も、銅像なんてケースでも
ない限りある物質で満たされている、なんてケースはまれだ。
まして、金属などの比重の重いものなんて事はなかなか無い。
そう考えると、ゆうパックに限らずほとんどの運送会社で大きさを
料金基準とする理由が理解出来る。
想像だが、宅配業という物は業務用の機械を運ぶ、なんてケースと
違い『箱の中身はほとんど空気、ちょこっと重いもの』を運んでいる
商売だ、と言う事なのだろう。
要はかさばって仕方ねぇものを運んでいます、と。
かさばって仕方ないものとはいえ、金属とか送られたらその限りじゃ
ないので重量制限も付けるけれど、基本は大きさ(本当は体積)で料金
もらう方が現実的でしょ、なんて所だろうか。
とここまで書いてふと思った事がある。
現実にはそうはいかないケースも多いが、仮に
・ある程度小さい物を複数送りたい場合、どのような箱に入れれば
最もたくさん(料金が安く)送る事が出来るか
と考えると、サイズは箱の各辺の長さの合計という事なので
・ある直方体の各辺(縦、横、高さ)の長さの合計がnの場合、
最も体積が大きい直方体となる直方体の各辺の長さ
x,y,zの算出の条件を定義せよ
なんて問題になりそうだ。さてこの答えは?
これは数学の知識が無くても勘でわかると思う。
例えば60サイズの場合
・各辺20cmの立方体の場合
20+20+20=60cm
20x20x20=8,000(立方センチ)
・縦横5cm、長さ50cmの細長い物の場合
5+5+50=60cm
5x5x50=1,250(立方センチ)
立方体と細長い場合だと6倍以上も入る量が違うのに、料金は同じ、
と言う事になる。
結論が遅くなったが、今回のゆうパックのリニューアルに合わせて
少しでも安く送りたい場合には
『出来るだけ立方体(箱の各辺の長さが等しい)になるようにする』
と良い、と言う事になる。
・・・ま、そんなうまくいかない事の方が多いんですけれどねぇ。
だから料金値上げ、と感じるわけで。小さい物の場合はEXPACK500等も
考えた方が現実的かもしれません。
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