言わなくても良い本音
共同通信: 1年5カ月ぶりに新車発売 三菱自「コルトプラス」
三菱のした事については、もうよほど未来にならない限り
「このくらいで許しても良いか」とはならない気がする。それだけ
大きな過ちを犯したのだ。
ただ、折角新車も販売しよう、という時期になぜこんな対応
なのだろうか、CMで無料点検について見かけて気になった。
無料点検の実施は延長されたとはいえ2004年12月25日まで。
なぜこんな短くしてしまうのか、理由がわからない。
いま三菱の販売店そのものに出かけてくれる人がどのくらい
いるか。少なくても千客万来という話は聞いた事がないし、
例え無料点検に限ったとしてもどれほど来ているのか疑問が残る。
今回の問題、いろいろまずい点はあったが、その1つは
「顧客に自社の商品に対する不信感を与えてしまった」事では
無いのか。無料点検をしたからその不信感が払拭されるとは
限らないが、何もしないよりはまし。いっそまだ2~3年は
継続しても良いのではないか。
あれだけ広範囲にリコール対象となる欠陥が見つかった事を
考えると、これから発生しないという保証もゼロではない。
そのために先手を打てる体制を整える意味でも、そこまで
考えなくてもただ単に「販売店への来店促進策」と考えたって
良いではないか。
「無料」である以上実施する側に負担が発生するのは
間違いない。本音で言えば止めたいのも事実だろう。
だが、今後とも自社の商品を愛用してもらいたいのであれば
「何かあったらお待ち下さい。いつでも調べます。」
これよりわかりやすい自社製品への責任の持ち方って
どれほどあるのだろう。
三菱自動車が本当に再生したいのであれば、必要なのは
一時の反省ではなく、自分の行いに向き合い続ける姿勢
ではないのか。手間やお金がかかるからといってやめてしまう
よりも、それを打ち出した方が結果として得策ではないのか。
そんな事を感じます。
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