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対岸の火事

日刊スポーツ 2004.12.01 : 安倍なつみが盗作、紅白にも影響?
上記記事のスナップショット (by Whatever)

 この話で思った事。1つはブログ使う人にも無縁では無い話だという事。

 個人的にマスコミはじめ多くの企業がホームページ上で

「うちのページに勝手にリンクしたらひでぇ目に遭わせ(日本語を意訳、以下自粛)」

 みたいな事を書いているが、そりゃさすがに著作権法の乱用だろう、
と思っている。結局自社に対して批判は禁止、って言いたいだけ
ちゃうんかと。

 でも、今回安倍なつみさんが行っていた行為、ブログに(正確には
多くの人がブログで記事を書く行為に)似ていないだろうか?

 気に入った内容を書き留めておく。その内容を元に文章を起こす。

 ここだけ見たらかなり似てしまっている。確かに新たに文章を起こす際に
創作性があれば問題無いだろう。今回の安倍さんも、ノートに書き留めた
事を元に自分の世界としてふくらませていった事を新たに書いていった
のであれば、きっと良かったのではないか。

 だがこのような行為をすると、特に短い文章の場合、どうしても表現は
限られてくる。その結果似てしまったら「盗作では無い」とどうやって
言う事が出来るか。

 はっきり言ってかなり難しいだろう、と思う。
なにせ「元」もあるし、「結果」も同じ。こりゃ言い逃れする方が難しい。


 とここまで書いて、ブログを書く人にどれほど関係があるか。

 電車男のような例を出すまでもなく、出版などブログから実際に著作物としての
収入が発生する可能性だってある。個人のブログとはいえその様な話に完全に無縁、
とは言いきれないように思う。

#まぁ、「金が絡まなければいいのか」と言うとそれも違うが、「金」が絡んだ方が
 わかりやすいし、問題になりやすいのも事実。

 対岸の火事は対岸だから眺めていられる。だが対岸の火事も飛び火する事がある。
今回の話は対岸だが、『自分には無縁だ』等と考えない方が良いのではないか、と思う。
他人事ではない。知らず知らずに同じ事をしてはいないか、私も気をつけたい。

・・・とはいうものの、難しいよねぇ~(こら)

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