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ゲームを悪者にしたい人たち

時事通信:死んでも「リセット可」=15%が「生き返る」-小中学生に意識調査・長崎県
上記記事のスナップショット by Whatever

 ゲーム脳とかいう本も以前ありましたねぇ。

 上の記事のタイトルもそうですが、どうも大人というか
社会の中に『ゲーム=子供の教育や発育に悪い物』って事にして
おきたい人や組織、団体や集合、というのがいるのでしょうか?

 記事の内容を見ると

 調査対象は小学4年と6年、中学2年生。 「死んだ人が生き返ると思うか」と尋ねたところ、 全体の15.4%が「生き返る」と回答。 うち、一番多かったのは中学2年生で18.5%を占めた。 小学4年生と6年生は、それぞれ14.7%、13.1%。
 理由については、「本や人から見聞きした」が49.3%で 全体の半数近くを占めたが、次いで「テレビや映画で見た」が 29.2%、「ゲームでリセットできるから」が7.2%となり、

 という事である。

 このような結果からどうして

 人の死をゲーム感覚で受け止めるような様子もうかがえた。

 と言う結論になるのだろうか。割合で言ったら

「人の死をテレビ感覚で受け止めるような~」
「人の死を本のお話感覚で受け止めるような~」
「人の死を聞いた話からの想像感覚で受け止めるような~」

 となる方がよほど自然のような気がしますが。

 確かに中にはゲームと現実がごっちゃになってしまう、ゲームの
中の話を現実の世界にも当てはめようとする子供もいるかもしれない。
ですが、テレビや本などを見てまねをしようとするのは今に始まった
事では無い(ずいぶん昔からそういった話はある)ですし、
そもそも子供に限った話でもない。

 テレビでゲームの悪影響をいろいろいった後のCMで失楽園、
なんて時には

 大人の方がよっぽど影響されてるだろ。

 と思った物です。

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Comments

 昔のようにステレオタイプに「こうあるべき」と、育てておられる方は少なくなってるんじゃないかと思います。悩むとすれば、親が指針を出してやれないと言う事を聞きますね。
 うちの子の場合は、したいことが、はっきりしていたので、バックアップしてやるだけでそういう意味では楽でした。

Posted by: winter-cosmos | 2005.01.28 17:52


 じょん・すみす さん:

 ファミコンブームとなった時代にさんざん叩かれた後、
もう文化まではいかないにしても、娯楽の1つとして世の中
からも認められた・・・とばかり思っていたので、なんだかなぁ、
と言う思いで一杯です。

 まだまだ時間が必要だった、って事なんでしょうかね・・・。


 winter-cosmos さん:

 現実逃避はまずい面もありますが、これを全く行わないと
ストレスでつぶれてしまいかねないですから、例え子供であっても
全く不要、と言う訳では無いのでしょう。

 何でもそうですが、加減、程度の問題なのかもしれません。

 そういう言うなれば『逃げ道』もきっと子供には必要ですが、
逃げてばかりいては袋小路に突き当たってしまいますから、
『それ以外の道』を提示したり、一緒になって考えてあげる。

 周りの大人にはそんな事も求められているのかもしれないなぁ、
なんて事を漠然と思いますが、未婚者の考える事なので甘すぎる
のかもしれません。

Posted by: G.Leader | 2005.01.28 13:00

 「となりのトトロ」のビデオを子供らが、セリフも全部覚えるくらい、とりつかれたように見ているのを見て、母が心配していました。
 母は体があまり強くなかったので、物語ばかり読んでその世界にひたり、現実を受け入れにくくなっている自分に気がついたそうです。
 そうこうしていると、連続幼女誘拐殺人事件が起きて、犯人の宮崎の自室はビデオの山。
 結局、みんなが子供に見せたいと思っている「トトロ」であろうが、児童文学全集の名作であろうと、現実逃避の後押しをするようなら、いっしょかも知れないなと、そのとき思いました。
 バイオハザードとか刺激の強いゲームをしたから、即おかしくなるんではなく、判断のつかない子供に、なすがままにさせておく周囲に問題ありのような気がするのですが・・・。

Posted by: winter-cosmos | 2005.01.26 21:28

世間でよく聞きますよね、ゲーム脳。
私も、一ゲーム好きとして異論反論満載ではあるのですが、ホントにゲームが悪か否かが判明するのは、もうちょっと先になるのだろうなとも思っています。
ただ、映画にしろテレビにしろ、いわゆる娯楽メディアのほとんど全ては誕生してしばらくの間は“悪”として扱われ、その後、一般文化としての市民権を得てきたという歴史があります。
ゲームのこの先に待っている歴史も、それと同じであることを願って、今は楽しんでいたりします。

でも、“医学的”にど~だとか、“心理的”にこ~のって専門的な話されちゃうと、一般人にはかなり反論しずらいですよねぇ。

Posted by: じょん・すみす | 2005.01.25 23:22

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Tracked on 2005.01.28 20:50

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