PSEマークって・・・まさかそれだけ?!
ちまたでうわさのPSEマーク。私みたいな中古家電やジャンク品が
好きな人はもちろん、中古品販売業者にしてみたらなかなかとんでもない
話です。
さて、ちょいと前に朝のNHKでニュースをやってました。なんでも、PSEマークが
表示されていないものの検査を実施するための検査器を全国で500台、
国が無料で貸し出しするのだそうで。『500台』って言われても、中古品販売
業者なんてそんな数じゃないですから、数だけでいったらどう考えても
『焼け石に水滴』でしょう。
そこまでやるならもう少し法律の実施を遅らせても良いのでは無いかと
思いますが、基本的に4月より実施する大前提は変えないらしい。PSEマークを
認可する検査機関に役人が天下っているとかいないとか言われているが、
あまりに強引に実施を推し進める今の姿勢を見る限り、「天下りは普通に
ありそうだな」なんて事も思います。
という話は置いといて。ニュースでは実際に貸し出した測定器を使って
試験を行う様子を流していました。
ふむふむ、基本的に電源と筐体なり外部の絶縁がきちんと行われているかの
確認らしいですね。1kV(1,000V)の電圧を60秒間かけて、電流が一定以上に
いかないかを測定する。外側がプラスチックのような導体でない物で覆われて
いる場合はアルミ箔で覆って、そこと電源部分との絶縁を測定する。
・・・って、これだけ?!他に試験とかないの?
PSEマーク表示の際の厳密な基準が不明なのですが、このニュースを
見る限りでは「電源からビリビリッといかないか確認する」事さえしておけば
良い、みたいに思えます。
#もちろん実際は測定電圧に対して漏れ電流が一定値以下、といった感じの
細かなスペックはあると思います、というかあるはずです。むしろ
電源部と筐体など外装品の絶縁、以外に測定項目が無いのかが疑問です。
このニュースを見た限りでは、ずいぶん大騒ぎしている話の割に実際の試験は
別段難しい物ではない(実施には数量的、コスト的な難易度はありますが、
試験に1週間かかるとか複雑な数式を適用しないといけない、なんて話は無い)
ように思います。
だいいち4月1日からいきなり壊れて危険が発生する、という訳で無い以上、
(時限式自己破壊装置内蔵、ってんなバカな。)4月1日以降の新品の製造/出荷時
には試験を義務付けるとしても、中古品については単に
「不安に思う人や業者は検査機関で調べてもらって下さい」
例えばこんな対策でも問題無いのではないでしょうか?!
そうなるとますます「なぜこんな時期になってこんなに問題になってしまったのか」
すごく疑問があります。
実際のところは、どうなのでしょうか?!
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